crude price 2007 10 21
確かに、今となっては、「超軽質油」は、希少価値となったかもしれません。
しかし、超軽質油だけが原油とは限らないのです。
原油には、「軽質」、「中質」、「重質」の原油があるのです。
それなのに、ニュースでは全部一緒に扱われている感じがします。
だから、重質油も、中質油も、
軽質油の値動きに振り回されているような感じです。
ところで、産油国である日本も、戦略的に考えて、国内生産量を増やすべきです。
1バレル100ドル時代になったら、日本産の原油も、十分検討すべきでしょう。
原油価格 crude price 2004 8 9
最近、原油価格が注目されますが、
原油にも、いろいろな種類があります。
簡単に言えば、「軽質」、「中質」、「重質」の原油です。
一般的に言って、「軽質」の原油の方が、
ガソリン成分を多く含んでいますので、やはり、取引価格は高くなります。
原油は、産地によって、「軽質」の原油が多く産出される地域から、
「重質」の原油が多く産出される地域まで、「いろいろ」です。
たとえば、WTI原油(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、
「超軽質」とされます。
サウジアラビアは、現在では、増産余力が、
「中質」や「重質」の原油が中心となっていると聞きました。
現代は、車社会(特にアメリカ)ですので、
「軽質」の原油が多く産出される地域が好まれるかもしれません。
最近、原油の需給が問題になりますが、
こうした原油の種類別に需給を考えることも必要かもしれません。
(おまけ)
ところで、日本も、産油国です。
新潟県や秋田県、そして北海道で、原油が生産されています。
もちろん、産出量は微量で、国内自給率は1%にもなりません。
しかし、明治時代には、石油王と呼ばれた人もいました。
新潟県には、石油開発時代の歴史が見学できるところがあります。
新潟県内の温泉には、油田の試掘の途中で発見された温泉があると聞きました。